冷えとり 【小池清通】

 
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 エッセイ(4) 冷えとり

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 これは数年前に友人から聞いた言葉であるが、ほとんどの現代人が気づかずに冷やしている下半身(腰から下)が、身体の自然治癒能力を低下させているという現実を改善するために行うといいものであるという。冷えが宿ると体調が崩れたり病気に対する効力が落ちて毒が身体にたまるというもので、その「冷え」をとることによって毒を出し、身体が自然にやろうとしている新陳代謝や不必要なものを排出する作用を促進して健康を保てるベストなコンディションを自己管理するというものである。

 私は自然が大好きである。写真撮影を通してその偉大さと怖さを知っているつもりであるが、エコシステムという大きな「身体」は常にバランスをとって「健康」を保っている。木が倒れれば、腐っていく。虫がつきバクテリアがつき、そして土に戻っていく。植物が生える土壌と水分、そして気温があれば緑溢れる景観が広がり、底には微生物から昆虫や動物が住み着き生活をすることによって持ちつ持たれつのバランスを形成していく。

 私は人の身体は一つのエコシステムだと思っているから、それを一つの自然と見て解釈すると「冷えとり」という習慣が、自然がバランスをとるように身体にその作業をさせる潤滑油や促進剤のような役割であると思う。詳しいことは、それを本職として社会貢献されている方々(進藤義晴先生が熱心に講演などをしておられる)がおられるから彼らの情報を参考にして頂きたいが、一人一人が管理できるもっとも簡単で自分のためになる健康管理のひとつの方法として私は続けている。

 だからどうだということはないが、でもいいんじゃないの、という自己本位なようで一人一人が健康管理することが、単に個人的な楽しみを呼ぶものだけでなく、如何に大きな社会貢献になるかということを考えてもらいたいものである。

 薬は敵と見なしたものを攻撃し殺す毒性がある。毒を投じて健康を保とうとすると、結局はもっている治癒力もその毒で失っていくと思う。

(参考:岩手昌代さん 冷えとリ:)

 
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