ミステリー 【小池清通】

 
写真家【小池清通】
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 エッセイ: 

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     不思議な体験(1)
       
        シンクロ
        あるスタバで
        霊気での会話1
        霊気での会話2
        霊気での会話3
        チャレンジ
        祖母
        出会いとその意味
        子牛
        無意識行動
        電話
        存在
        落下事件
        落雷
        口に出すこと
        天罰

 

 今住んでいる家に引っ越してきた頃のことである。もう4年ほど前になる。築20年ほどの我が家の前の所有者は高齢の一人暮らしの未亡人だったと聞いているが、売買の話があった頃にはすでにフロリダに引っ越しており彼女の代理人兼不動産屋が話を進めた。だから、それ以外の話は知らない。

 樹木の多い家のため日中でも日影が多い。夏は涼しく冬は風や雪から家を守ってくれることもある。しかし、今では脇枝や傾いた枝などを切り落として手入れをしてあったが、その当時は「お化け屋敷」の体があったと言う人間もいた。何を隠そう私の親父がその一人であった。

 引っ越して数ヶ月した頃であろうか、台所の端のところに人の気配が頻繁にあった。ちょうど車庫から家に入るドアがありその横には洗濯機がある辺りである。夕食を終えて台所に片付けを始めようと向かった時に、その洗濯機の前に影が立っていたのである。背丈は私より少し低い程度の若い男であった。どうやって年齢や性別が分かるかと言われても説明はできない。ただ確かにそう見え、感じたのである。

 決して襲ってくるというような気配はなく、その場所にしばらくじっとしているが、気がつくと気配が消えている。そしてまた翌日に現れたり、数日後に現れた。それも全く同じ場所にである。

 ところが、玄関先から居間に向かっていく廊下のところまで来たのを最後にその気配はしなくなった。不思議な体験だったがそれ以後、その気配を見、感じることはなくなった。

 誰の霊だったのだろうか。未だに思いつくこともない。

 
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