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グレイト・サンド・デューンズ - 大砂丘国立公園&保護地域
- モスカ、コロラド USA
砂とその偉大な変貌
何百万トンもの蓄積された砂が、決まった形態を持って普遍の動きを続けています。それは生き物のような形をもって見るものの想像力を様々な方向に刺激しながら、季節によって形を変え、繁殖するように増えては静まり地表面に横たわっています。
砂の再生作用
主な砂丘群は驚くべき高さまで成長します。それは複雑な風の動きによるだけではなくメドノ・クリークとサンド・クリークにもよります。これらの小川(クリーク)は季節によって砂地を削りとり大砂丘東と北側から下流(西)に流します。それを風が再び砂丘地帯に飛ばし戻すのです。
跳動(サルテーション)
一つ一つの砂は3通りの方法で移動をします。跳び動くか、はうようにして動くか、または浮遊します。砂粒は風によって地表面の僅か上を跳ねます。跳ねる高さは通常一回あたり5a以内ですが、並行に5〜10a移動します。平均的にみれば丁度砂紋の2つの線の間を跳ねるくらいの広さを一度に跳ぶことになります。砂粒の移動方法の95%がこの跳動運動によるものです。砂粒は他の粒とぶつかると転がるか小さなジャンプをしはうような動きをします。これは4%位の割合です。最後に浮遊状態に陥る動きですが、これは砂粒が風で空高く持ち上げられた時に起こる動きです。1%かそれ以下の割合と考えられています。
砂の量
さて一体どのくらいの砂の量があるのでしょうか。目で見える以上あるのでしょうか。それは単にどんでもない量であるとしか言いようがありません。48億立方b位と言われますが、実際には氷山の一角でしかないでしょう。
砂丘地帯は聳える砂丘群と目を引き寄せるような背景の景観に印象つけられますが、それはグレイト・サンド・デューンズ・システムにおける3つの砂蓄積層の最も小さなものでしかなくわずか30平方マイル(約78平方キロメートル)です。砂丘地帯を囲む渓谷状地域(注:広い面積があるので平野とも見られますがサン・ルイス・バレーは山脈群に囲まれた盆地状渓谷と見られています。以下「渓谷」と表記。)はサンド・シートと呼ばれており、180平方マイル(約466平方キロメートル)をカバーしています。よく調べてみるとなぜサンド・シートという名称が付けられたか分ります:ほぼ100%が砂であり、小規模な丘や陥没があるにもかかわらず、主として平坦です。更に渓谷西側のサン・ルイスの幾つかの湖付近では3つ目の砂蓄積層、サブカthe
sabkha が横たわっています。それは120平方マイル(約311平方キロメートル)以上にわたって広がり多くの鉱物類と混じりながら砂粒が一緒に固くなっています。
なぜ砂丘地帯は330平方マイル(約855平方キロメートル)にわたる砂蓄積地域の30平方マイルにだけ存在するのでしょう?砂丘形成には幾つかのコンディションが必要になります。まず最初に砂がなければなりません!風はそれらの砂を動かすに十分な強いもの(風速13マイル/毎時:21キロ/毎時以上)が存在しなければいけません。砂もそれらを運ぶ風も十分にあれば、キーファクターは砂の流動性(移動性)にあります。サブカ砂蓄積面は鉱物類で固くなっているので風は砂丘を形成することができません。サンド・シート上では植物類が根を張っており地表をしっかりと押さえ砂丘形成を妨げています。しかし、サンド・シートを見渡してみると植物たちが足場を失い黄土色になっている地域をみることができます。そこには砂丘が姿を現し始めています。砂丘群地帯の砂は完全に風に身をさらしていますので、砂丘形成活動がとても活発です。
サンド・シートとサブカは不思議な地形ですが、人間の手の入っていない未開発地域でも見つけることができます。レーン・シックスから西に来ますと農耕地がなくなるところからサブカが始まっています。ハイウエイ150号線を使う旅行者は、ハイウエイ160号線を後にするまでは、ハイウエイ西に住宅がないことに気づくはずです。そこがサンド・シートです。その両地域共に砂で形成されているため農耕地や住宅地に適していないのです。
これら種々砂蓄積層は2000年後期に承認された議会案に重要な役を演じました。この2つの大きな蓄積層のコンディションが、新しい砂が砂丘地域に来るかどうかという点において多大なる影響を与えているのです:保護地域拡張によってこれら地域で発生する自然の砂の移動変換プロセスをプロテクトすることになるのです。(アンドリュー・ヴァルデス、エオリアン・サイエンスより。注:Eolian=Aolian風の神Aeolus[ギリシャ神話]。以下イオルス科学と表現)
私たちが景観を形作るプロセスを考える時、水をみてそれが深い渓谷を削り作り上げる力があることを、大量の沈殿物を蓄積させ、または岸辺を侵食することを推測、想像出来るかもしれません。私たちは更にマグマが山々を作り、または地震が世界を揺さぶることを考えるかもしれません。
それでも、風というものは偉大な力をもって景観を形作る能力を持っているのです。イオルス科学は気象学が地質学と出会う所です。グレイト・サンド・デューンズの砂丘地域のような、砂の海を研究する科学者たちは気候とエコシステムが地質学と共にどのように協調しあっているかを理解しなければなりません。そうすると、これら大自然の芸術の間違うこともない大傑作の背景にある意味を垣間見ることができるようになるのです。研究者たちが研究調査の中から発見をしていくと、イオルス科学は科学を分ける壁が崩れ落ちていく中にある更なる研究分野なのです。
イオルス科学から得られる知識は私たちの世界の外に関する研究分野にさえ応用されています!天文学者と比較的惑星学者はそれら砂丘システムの知識を使って、我々の近所の惑星である火星の景観や、天候に関してほんの少しでも理解しようとしています。
[このウェブサイトは、アメリカの自然の宝の一つである大砂丘の美しさそして神秘を紹介するために作られました。当サイトの全ての内容は同国立公園サービスにサポートされています。サイトは日英語二ヶ国語で作られています。使われている全ての写真は小池清通撮影、著作権がありますので無断の使用はお控えください。上記英語説明付きgifイメージは国立公園サービスのご好意により使用させて頂いております。]
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