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コロラドの自然
横に長い長四角のテリトリーを持つコロラド州は(日本全土の約4分の3)ほどの広さです。その約3分の2を山岳部で覆われ、アメリカ50州中では州の平均標高が2000bを越える最大の山岳州がコロラドなのです。1000を越える標高3000bを越える山々。4200bを越える54の巨峰たち。アメリカの屋根というニックネームにふさわしい大自然の懐に位置しています。
デンバーを基点とした観光ルートとしてポピュラーなものとしてロッキー山脈国立公園への全日ツアーがあります。北米一高い尾根道路(トレール・リッジ・ロード)はその最高点が3700bを越えます。尾根伝いに延びるハイウエイからのロッキーの眺望は格別です。また北米一高い舗装道路が上る山としてマウント・エバンスがあります。標高約4300bの頂上まで乗用車で上ることができます。デンバーの南100`+の位置のコロラドスプリングス。この街を麓にするパイクスピークへは車(パイクススピークハイウエイ:未舗装)またはパイクスピークコグレールウエイ(登山列車)で登ることができます。(標高4300b)ほか、山岳部各地において自然保護の精神が張り巡らされながら、誰もが大自然を楽しめるようにトレールヘッド(山岳道出発ポイント)が設置され各地に山岳登山道が作られています。
春夏秋冬を通じて目で見る景色の変化。真っ白な雪に閉ざされた山岳部も春には野草たちが芽を出します。土(栄養分)に恵まれない岩場の多いロッキー(名前の所以)には、そんな土壌で成長できる針葉樹が多く群れ森や林を作っています。野草たちが綺麗な花を咲かせる頃には若葉を伸ばし、またやってくる冬までの間に力一杯太陽を浴びてエネルギーを蓄えます。森が落とす枯葉や枯れ枝は溜まって腐り土を肥やします。バクテリアは虫を呼び、虫は動物を呼びます。樹木たちの影に野生動物は涼をとり、葉を食んで成長します。山々のあちこちにサイズこそ違えそれぞれのエコシステムが形成されています。
大きく聳え立つ山々を見上げ大自然の息吹を体一杯に浴びると、実社会の細かい蟠り(わだかまり)やストレスが吹っ飛んで癒される気がしてきます。ロッキー山脈群を抱えるコロラドの魅力には計り知れないものがあります。
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ロッキー山脈国立公園
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1915年国立公園として認定される
州都デンバーから車で北北西に片道約1時間半〜2時間で行ける日帰りコース。東入り口に隣接するエステスパーク(市)はアルプスの街の雰囲気があります。こころゲートウエイトして国立公園の大自然と、訪問者を暖かく出迎えてくれるエルク(大鹿)、マーモット(高山哺乳動物)、チップモック(シマリスの類)などとの遭遇を心待ちに訪問してみてください。
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野生動物管理局
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野生動物保護とエコシステムの管理
日本では考えられない広大な土地に繰り広げられる野生の生命。そしてエコシステムをどのように理解し管理していくのでしょう。野生動物管理局ではエコシステム、様々動物の習性観察、増殖率、生体数の把握などを通し、生息動物をより一層理解することにより人間が何をすべきかを見つけ出しながら、自然保護を進めようとしています。
一般訪問者に野生動物に関する知識を与えるべく観光ポイントなどに架設テーブルを並べ、大角羊の角や皮を展示して説明をしたり、剥製をみせてその容貌を近くでみてもらい、習性を教えたりすることもあります。
コロラド州の法律で野生動物には絶対に餌を与えてはいけないことになっています。それは大切なエコシステムと野生の本能を守るためにできる人間の義務で、人為的に餌付けをされそれに慣れた動物が食物調達に関する自己防衛本能を失い食料の少ない年に餓死してしまうことがあるからです。また自然の中では食べないものを与えることによって予期せぬ病気や生体の変化を導いてしまう恐怖があるからなのです。一人一人の認識と責任が求められる自然保護の基本です。
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ラブランド峠
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愛の峠
デンバーからI-70(インターステイト高速道路)を西に向かいロッキー山脈の合間を縫いながら標高を上げていくとルーズベルト・トンネルがあります。これは北米大陸の背骨である大陸分水嶺を横切るトンネルですが、わき道にそれハイウエイ6号線を走り峠を越えることができます。時間こそ伸びますが、その眺望には息を飲むものがあります。
ラブランドパス。この峠の名前です。高山地の薄い空気を肺一杯に吸い込んで西部開拓時代の人々が山に入り見た景色と同じものを見て、昔を感じることもできるかもしれません。または、周りに咲き誇るツンドラ性高山植物の弱弱しく見えながらも力強く生きる生命の不思議を感じることができるかもしれません。
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州の東西
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大陸分水嶺で分かれる東と西
コロラドはロッキーの背骨である大陸分水嶺で東と西に分かれています。分水嶺の東に流れる水は大西洋側に、西は太平洋側に向かいます。
山岳部を走り峠を越した時にふと車の横を流れる川に目を向けると向きが逆になっていて驚くことがあります。
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